母との連絡ノート
入浴がいつも(7時50分~8時20分)より1時間程遅かった。心配になって尋ねたが、9時に風呂から出て来ても「いつもと同じ時間なのに……」と不快感顕わ。時計を見せて話すとさすがに気まずい様子。
時間や日付の感覚が覚束なくなってきたのは、いつ頃からだろう。特に、日付。今年のカレンダーに替える前だから、4~5か月ぐらい前からだろうか。その頃は、テレビやラジオでも日付を確認して(私の提案でしぶしぶ?)カレンダーに印を付けていた。でも、今はその方法自体忘れてしまっている。私が気づくと丸をつけさせる。
カレンダーに予定を書いておいても、そもそも今日が何日か分からないから意味がない。
「今日は何曜日? バス(デイサービス)来る?」「明日は?」何度も聞いては忘れ、また聞く。
それが繰り返されると、私もつい、
「さっきも言ったよ、メモでもしてよ。」「だから、毎日、カレンダーに丸を付けるようにって言ってるでしょ。」
と苛つく。そして、後で、母の不安も思いやればよかったと自責。
母への連絡ノート
何か二人とも少しでも楽になる方法はないかと考えた。今日の予定や今できることが、何度も気兼ねなく確認できれば安心できるだろうと「母と私の連絡ノート」を始めて2週間になる。正確には、母からの連絡は無いから、「母との」ではなく「母への」連絡ノートになる。
赤や細い文字は見えにくいと言うので、青のフェルトペンで大きめに書く。時には、母が知るとよい新聞記事も貼っておく。脳トレと称して。
違う所を読んで、「昨日の明日が今日」など理解できず混乱させてしまったことはあるが、概ね重宝している。デイサービスに行く予定の今朝などは、自分から起きて洗顔など準備をしていた。
文字が理解できるうちは、連絡ノートを続けたい。