チャレンジ「うた」三首
梅雨晴れ間
気に入りパジャマ
脱ぎ渋り
母の中では
今日洗い立て
(洗い替えのズボンを買って来ても気に入らなくて捨ててしまった。「まだ洗わなくてもいい。」と母。)
点眼を
したとごまかし
逸らす目に
映る紫陽花
微かに見える
(「まだ見える方の右目を、周りの人が守っていかないと…。」という眼科医の言葉を思い出して、結局、付きっ切りになる私。)
楽しいこと
嬉しいことを
仕組んでも
母に届かず
哀しさつくる
(お菓子を買いに行こう、通院後何か食べて帰ろう、ベッドでできる体操あるよ、美容院に行こう…。誘っても、返ってくるのはため息と不機嫌な顔、拒絶。誘わなきゃよかったと毎回滅入るも、懲りない私。)