65歳と89歳のおばあちゃん - 介護奮闘記?

65歳の娘と89歳の母の介護(介助)にまつわるエピソードが中心です。年齢とともにきっと皆が経験する話を日記で書いていきます。時々普通の日記も。

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救急車に乗った記憶

緑内障の術後の診察で、「洗顔やお風呂は、明日から可能」と許可を得た。

その翌日のこと。約10日ぶりだから、お風呂には昼間にゆっくり入った方がよいだろうと勧めた。けれども、母は、夜寝る前の方がいいと頑なだった。私は、買い物に出かけた。

 

母は、午後3時ごろトイレに行こうとして廊下で仰向けに転倒。その大きな音を聞きつけて、2階で仕事をしていた長男が降りてきた。

 

意識ははっきりしていたが、大量の血を垂らしながら何ともないと言っていたそうだ。長男は、止血したり、トイレに行かせたり、夫に連絡をとったり、救急隊員に対応したり……。私より早く帰って来た夫が、救急車に付き添いとして乗って行ってくれたが、長男がいなかったらどうなっていたことか。

 

私が、携帯の着歴に気づいて長男に連絡したときは、ちょうど母と夫を乗せた救急車が出発するところだった。電話越しにサイレンが遠ざかっていくのが聞こえた。

 

救急外来で、後頭部を4針縫った。画像では幸いに、異常は見られないとのこと。ただ、転倒したときの記憶が無いのが、頭部打撲のせいか高齢によるものか分からないので、気をつけて様子を見て、明日診察を…と言われた。

 

結局、お風呂どころかシャワーすら遠退いた。可哀想だが仕方がない。

3日連続で母の病院引率。連休中も、眼科に加えて脳神経外科の診察……となったら、困ったものだと思っていたが、翌日の診察で、外科は連休後に抜糸となり、正直、気持ちが穏やかになった。

 

母が一番辛いのだろうが、救急車に乗ったことも、もちろん夫が付き添っていたことも、私が、傷口が擦れないように夜中に何度も直しに行ったことも、翌朝には何も覚えていなかった。痛みさえ忘れていた(笑) そして、「Y(長男)のお陰で助かったぁ。」と繰り返す…。孫の可愛いさは忘れていない。

私の可愛い孫も今日から遊びに来る。