65歳と89歳のおばあちゃん - 介護奮闘記?

65歳の娘と89歳の母の介護(介助)にまつわるエピソードが中心です。年齢とともにきっと皆が経験する話を日記で書いていきます。時々普通の日記も。

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花見に行こう!

先日のデイサービスで、母は、桜のお花見会に行った。桜並木の途中には、母がよくおやつを買うドラッグストアがある。つまり、自宅から5分ぐらいのその花見場所に、施設からバスに乗ってお花見にやって来たのだ。

 

その日の夕食時、私の問いかけに、母は、

「桜キレイだったよ、良いところだと施設のみんなが感動していた。私はいつも観て知ってるけどね。」

「お茶を飲みながらどら焼きをみんなで食べておいしかった。」 

「もうすぐ満開だから、一度見に行くといいよ。」

とか饒舌に繰り返していた。そして、

「私の家のすぐ近くだとは一切言わなかったわ。」と嬉しそうに付け足した。それは、以前の母に戻ったようにな溌剌とした明るさだった。

デイサービス、行ってよかったね。

 

そして、今朝、ちょっと冷えるけど良い天気だったから、車で30分程の川堤の桜の名所に夫と3人で行こうと思いたった。

「おばあちゃんは嫌がるかも知れないけど無理にでも連れて行こう。この前みたいに元気になれるから。」と夫も言ってくれた。私は、「帰りに回転寿司にも行こう。」と喜び勇んで、母の部屋へ。

・・・・・・

「行きたくない。」「寝ていたい。」「勝手なこと言ってぇ。」最後には、「あっちへ行って。出てって。」 

こうなった時の母の態度はいつものことだけれど、ここで腹を立ててはいけない。先日のデイサービスのお花見会のこと、お寿司のことを楽しみになるように話した。

 

でも、そんな私を無視するかのように、母は、布団に入って背中を向けて寝たふり。気力が無いというか・・・。

しばらく黙って母の背中を見ていた。

桜だから、「わぁ、嬉しい。連れてって。」と言ってくれるかも…と微かに期待していた分、悲しかった。誘わなければ私もこんな思いをしなくてすんだのかと落ち込んだ。

 

夫が、「やっぱりそうか、ま、二人で行こうか。」と言ってくれたから、気持ちを切り替えることができた。