65歳と89歳のおばあちゃん - 介護奮闘記?

65歳の娘と89歳の母の介護(介助)にまつわるエピソードが中心です。年齢とともにきっと皆が経験する話を日記で書いていきます。時々普通の日記も。

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晴れのちみぞれ

 朝の天気予報、「午前中は晴れていますが、午後2時頃からは雨になるでしょう。」

 

 午前中、母は、おやつの買い出しのためにいつものドラッグストアに出かけた。たっぷり時間をかけて準備をした後、「お昼には戻れるから」と、冬晴れの中シルバーカーを押して行った。

 

 しかし、12時頃、突然、雨ではなくみぞれがビショ、ビショっと降り出した。

 夫が気づいて、傘を持って迎えに行ってくれた。母は、家から500mぐらいのところまで来ていて、濡れながらシルバーカーを押していたそうだ。早速、夫は、買い物袋とシルバーカーを引き受け、広げた傘を母に渡した。

 ところが、母は、傘を差すとバランスがとれなくて、もう立っていられなかった。夫は、母と母を支える(?)シルバーカーを残して、走って家に引き返し、改めて車で母を迎えに行ってくれた。

 

 寒がりの夫には面倒をかけてしまったが、「晴れ後みぞれ」のお陰で気づけた。母は傘を差すどころか、もう支え無しでは道端にじっと立ってもいられないということを。