ケアマネージャーからの電話
母の様子を知りたいとケアマネージャーから電話があった。先月訪問を受けてから、
もう1か月が過ぎたのか…と改めて時間の経つのの早さを感じた。
「え~、特に何も変わったことはないです。あ、自室で1回、玄関で2回、庭で1回ひっくり返りました。転んでばかりで目が離せません。膝や手のひらの痣が消えないうちに、また新しくついています。喫茶店に誘ったけど、行きたがりませんでした。それぐらいで、特に何もない相変わらずの毎日です。」
「相変わらずです」という言葉を使いながら、何の良い変化もないことが不満だった。ケアマネージャーにも声の表情でそれが伝わったかも…。
受話器を置いた後、
「4回も転んだのに、頭も打たず骨折もせず。受け身のようにコロンと身軽で。お正月の餅も喉に詰まらせずたくさん食べました。何も変わったこと無く、お陰様で無事で過ごせています。」
と明るく答えればよかったと悔やまれる。自分がケアしてほしかったのか。
「相変わりなく」に、感謝しなければ!