地域包括支援センターに介護支援のために連絡しました
「よく連絡をくださいましたね」
電話口で支援センターの人に言われた時はほっとした。そして、この時から、介護保険制度・福祉サービス利用や介護支援が、私の生活にも始まった。
電話した10日後、支援センターの保健師が自宅訪問。
家族構成などの聞き取りや申請・認定の流れの説明の後、89才の母の観察や面接などで1時間30分ほどかかった。
母への聞き取り内容は、
・収入、家族構成について、
・運動・移動について、
・日常生活について、
・社会参加・対人関係について、
・健康管理についてなど。
母は、89歳。トイレの時と食事のためにリビングに来る時以外は、自室でベッドに横になってテレビやラジオを視聴しているのが好き。外出の誘いにも、転ぶのが嫌だからと引きこもり。“寝た切り好きな気力のない健康?老人”なので、この面接はかなり疲れたようだった。時折、娘の私(65歳)の顔色を見ていたし。
非該当かもしれないけど・・・
保健師さんから、「転びやすく足元がおぼつかないこと以外は、年齢よりしっかりしているようだから、非該当かもしれない。けれど、予防介護は大切・・・」と言われた。
しっかりしているようだと言われても、それは、今だけ。娘としては、保健師さんの優しく丁寧な対応は見習わなければいけないけれど、日頃の母を見ているから何か納得できず。
ただ、母に張りのある声や笑顔の瞬間が戻っていたのは確かだったので、緊張や刺激は何歳になっても大切だと改めて感じた。だからこそ、他者と交流できるデイサービスなど利用させたい。
でも、すり足歩行や転倒が多いだけ、たまにピンぼけな返答で互いに不愉快なるだけでは、認定は受けられない。複雑な思いであった。
まず、申請・申し込みを
申請・申し込みの流れとしては、1週間後に市役所の高年福祉課から連絡があり、訪問調査(面談)予定日の予約をし、それ以後ケアマネージャーや市職員の審査を受ける。申請・申し込みだけだから簡単かと思っていたが、思いのほか面倒そう。
「知り合いのケアマネージャーはいますか」と尋ねられた。「いません」と答えたが、後日、知り合いのケアマネージャーがいるとよいことが分かった。