デイサービス しぶしぶお試し
「デイサービスなんか行きたくないから、もう結構です」という母に、ケアマネージャーさんは、根気強く接してくれた。
介護支援をお願いできる施設が100近くあり、こんな母が気に入って通える施設を探してくださっているのだ。
母の若い頃の趣味などを上手に聞き出してくれた。母の性格やこれまでの生活をいろいろな角度から、また、娘の意向や考えも大事にしようと、一つ一つ言葉を選びながら・・・。大変な時間と労力。仕事とは言え、本当に感謝。
知り合いのケアマネージャーさんはいますか と以前、地域包括センターの人に聞かれた理由が分かったような気がする。
明るく活動的で、スイミングに70歳過ぎまで行っていた、カラオケが好き、洋裁が好き、民謡を習って発表会や慰問に出かけていた、でも、人と話すことはあまり好きでない・・・・
お試し体験するにも、その施設の方の訪問面談を受けなければならない。また、同じような質問を受け、母は、現在の自分のことを認知?分かってきたようだ。買い物も金銭の管理も洗濯物干しも日用品の意味も、何となく・・・。ちょっと謙虚になったというか・・かわいそうな気もするが。
デイサービス体験 プログラム
バイタル測定
体操
陶芸
昼食
ラジオ体操
お菓子作り
喫茶
手芸小物作り
音楽体操
お試し体験後の夕食時、その日の記録スナップや自作の小物、おやつを囲んで、体験を語る母は、声も心もいつもより弾んでいるようだった。でも、あまりに盛りだくさんで、89歳の(動きたくない)母にとっては大変だったかもしれない。「みんなものすごく親切だけど、あんな疲れることはない。もう二度と行きたくない。」と言いながら、その日、母はいつもより早く眠った。
認定を受けてお世話になる施設は、「談話」ができるだけでもいいかな。また、ケアマネージャーさんに探してもらおう。失敗したと反省。